B型肝炎ワクチン

B型肝炎ワクチンについて

☆B型肝炎ウイルスにかかるとどうなるの?

 成人になってからB型肝炎ウイルスに感染しても、ほとんどの場合、ウイルスは体外へ排除され感染が持続することはあまりありません。ですが、母子感染により乳幼児期にB型肝炎ウイルスに感染してしまうと、まだ免疫系の機能が発達していないため、ウイルスを排除することができず、約90%の乳幼児が自覚症状がないままにB型肝炎ウイルスに感染が持続、キャリア化してしまいます。B型肝炎ウイルスに感染してしまった「無症候性キャリア」の子供が成長し、免疫系の機能が発達していくと自身が持つウイルスを排除しようとB型肝炎ウイルスに感染してしまった肝臓を攻撃し始めます。その結果、肝臓が炎症を起こしてしまい、10~15%の方がB型慢性肝炎になってしまう場合があります。この病気には自覚症状はありませんが、治療を行わずに放置してしまうと肝硬変へと進み、肝がんにまで至ることがあります。

85~90%のB型慢性肝炎にならなかった方は、B型肝炎ウイルスに感染した状態が続くものの体内のウイルス量は少なくなり、肝臓の炎症は抑えられた状態になります。この状態の方を「非活動性キャリア」と呼ばれ、炎症は抑えられている状況ですが体内にウイルスは存在しているので活動が活発になることがあるため定期的な検査が必要になってきます。

△ ページの先頭へ

☆B型肝炎ワクチンが公費化されたのはどうして?

 B型肝炎ウイルス(HBV)の感染ルートは2種類あり、母子感染による垂直感染と家族内感染、施設内感染、性交渉、薬物等注射の打ち回しなどによる水平感染があります。

1986年から乳児へのHBワクチン接種が開始され、キャリアの妊婦から出生児への感染の95%以上が予防できるようになり、垂直感染による感染者数は大幅に減少しました。ですが、小児期の家族内感染や保育園などの集団感染に加えて、明らかなリスクを自覚していない若年初回献血者でもHBV感染者が年齢とともに増加してきたことから水平感染の多さが問題視されるようになり、対策の必要性があったためHBワクチンの定期接種化が実現されました。

△ ページの先頭へ

☆HBワクチンの接種スケジュールについて

 2016年10月1日からHBワクチンの定期接種化が施行されました。

2か月から接種可能になり、2回目の接種は1回目の接種から約1か月間あけて接種を行います。3回目の接種は2回目から4~5か月間隔をあけて接種を行います。1歳以上でも接種は行えますが公費での接種は1歳まででしか行うことができません。
1歳以上の方でもワクチンの接種は任意で可能です。4週間間隔で2回接種し、20~24週に3回目を接種することが標準です。若いうちに接種すればするほど抗体獲得率は高く、抗体持続期間には個人差はありますが、3回接種後の防御効果は20年以上続くと考えられています。

 

■定期接種(生後1歳まで)
2016年10月1日より生後1歳に至たるまでの間に乳児に対して3回接種することになりました。接種間隔は、1回目の接種から27日以上あけて2回目、1回目の接種から139日以上あけて3回目を接種します。
標準的な接種方法は、生後2か月、3か月、7~8か月の3回です。

 

■医療従事者の予防および任意接種の場合
1回目接種後、4週間後に2回目の接種を行います。その後、6か月後に追加接種を行います。

△ ページの先頭へ

☆2種類のHBワクチンの相互性について

 2016年10月1日からHBワクチンの定期接種化が施行されました。
2か月から接種可能になり、2回目の接種は1回目の接種から約1か月間あけて接種を行います。3回目の接種は2回目から4~5か月間隔をあけて接種を行います。1歳以上でも接種は行えますが公費での接種は1歳まででしか行うことができません。

1歳以上の方でもワクチンの接種は任意で可能です。4週間間隔で2回接種し、20~24週に3回目を接種することが標準です。若いうちに接種すればするほど抗体獲得率は高く、抗体持続期間には個人差はありますが、3回接種後の防御効果は20年以上続くと考えられています。

△ ページの先頭へ

☆HBワクチンの効果と安全性について

 B型肝炎は将来的に肝硬変や、肝がんになる恐れのる病気です。キャリアになってしまった場合には経過観察のために定期的に検査をおこなったり、他の方への感染を心配したり、時間的にも精神的にも大きな負担がかかってしまいます。乳児期のHBワクチンの接種により予防効果が長く続くことが明らかになっており、最近の報告では30年後にも約90%の人に免疫が残存しており、肝炎発症の予防効果はほぼ永続すると考えられています。副反応については世界中でHBワクチンは接種され、日本での副反応の発現率は低く、極めて安全なワクチンといえます。

△ ページの先頭へ

☆定期接種対象者以外でもHBワクチンの接種をした方がいいの?

 定期接種対象者以外の方で、接種を推奨したいのがHBV感染のキャリアと考えられる人です。同居家族にHBVキャリアのいる人や、感染するとキャリア化しやすい5歳以下の児、医療関係者や、教員、警察官、保育士、消防士などの多くの人と接触する可能性のある職業の人が挙げられます。HBVは非常に感染力が強いウイルスです。HBワクチンは副反応も少なく非常に安全なワクチンですので、上記以外の場合の方でもHBワクチンの接種は望ましいとされます。

△ ページの先頭へ

  • 診療時間

    午後1:00-5:30

    診療時間表

    土曜日の診療時間は

    午前9:00-13:00

    木曜、日曜、祝日は休診です。

  • きの小児科医院

    〒616-8434
    京都市右京区嵯峨鳥居本
    仏餉田町20番5

    075-406-7511
  • 診療カレンダー
  • アクセス
  • 問診票ダウンロード
  • 院長ブログ