10月4日付でこのような報道がありました。

化学及(および)血清療法研究所(化血研、熊本市)が国の承認と一部異なる方法で日本脳炎ワクチンを製造していたとして、厚生労働省は4日、経緯を調査して結果を報告するよう化血研に命じた。9月の抜き打ちの立ち入り調査で確認した。弁明書の提出を受け、業務改善命令を出す方針。品質や安全性に問題はない。という。

もともと、今年は、熊本の震災の影響で、熊本県に工場のあった化血研のワクチンが品薄になり、ワクチン在庫が予約待ちとなることが多くあり皆様にはご迷惑をおかけしてきました。
また、関空での最近の麻疹流行により、MRワクチンが急に手に入りにくくなり、現在も予約待ちでの接種となっていますことを深くお詫びいたします。
このように、日々、流動的にワクチン事情は激しく動いています。
もともと化血研からの日本脳炎ワクチンの納入はおこなっていませんが、今後も行う予定はありません。
そのことにより、予約待ちとなることが予想されますが、安全性と信頼がおける企業からワクチンを入手することがなにより大事との観点からご了承いただけますようなにとぞよろしくお願い申し上げます。

ワクチン事情といいましても、もとは行政と企業とのやりとりであると思います。
震災や気候による、生産ラインの分断は去ることながら、どのようにワクチンが常に安全に、確実に接種できる状態を確保していくか、今年は深く考えさせられました。
まずは、やはり、どの製品がどの企業のものか、よく知り、その企業が信頼がおけるのか、常によく見極めることが大事だと思います。
これは予防接種には限りませんね。

私は、ものを買うとき最近、買った時の価値より使い続けることにより価値を考えることが増えました。その製品をこころから愛し、ずっと支えていこうとする人がいて初めて、その製品には価値がある。そのように思います。
白物家電を求めてたくさんの外国人が殺到する電気街にしろ、予防接種という医療サービスにしろ、結局のところ、大事なのはそのものやサービスを提供し続けていく熱意であるように思います。自分自身や医院自体もそうありたいと願う秋の一日でした。