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睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群は成人では、稀な疾患ではありません。

肥満かそうでないかに関わらず、昼間よく寝落ちする、眠気が取れない、疲れやすい、いびきがひどい、などの症状を伴う場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりすることにより、体と脳の低酸素状態が発生することで、疲労感や眠気が取れなくなる状態です。


自宅で、検査機器を貸し出しして、酸素濃度と呼吸状態をモニタリングしてもらうことから診断します。

 この症候群には二つの種類があります。脳の呼吸中枢そのものが無呼吸を引き起こす中枢型と、肥満による舌根沈下、顎の骨格の狭さ・喉の奥の形による閉塞など、閉塞型です。

中枢型は実際には数は少なく、肥満であっても痩せていても、閉塞型が大多数を占めます。

 重症の方には、経鼻的気道持続陽圧療法(CPAP療法)が適応となり、生活していく上で、疲れやすさ、眠気などは著しく改善します。


 患者さんにお聞きすると、『毎日、考えられることやできることが限られていて、生き延びている感じだったけれど、CPAPで脳に酸素が行くようになってからは、余裕を持って考えたり、行動したりできるようになった』という実感のこもったお言葉をよくいただきま110す。当院でもCPAP療法を行なっていますので、気になる方はご相談ください。



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